ついに来たか…という感じですが、「フラット35」の最低金利が2.08%と、ついに「2%の壁」を超えました。

なぜフラット35の金利は上がったのか?
結論から言うと、犯人は「日銀の金融政策の転換」と「長期金利の上昇」です。フラット35の金利は、国債(10年国債など)の利回り=長期金利の影響を強く受けます。
そしてその長期金利がなぜ上がっているかというと…
① 日銀が「金利を上げる方向」に舵を切ったから
長い間、日本は「異次元の金融緩和」で金利を無理やり低く抑えてきました。でも、
- 物価はしっかり上がっている
- 賃金も少しずつ上がり始めている
- いつまでも超低金利は無理という状況になり、日銀はついに本格的な利上げフェーズに突入
- 「将来の金利はもっと上がるよね?」という市場の予想が強まり
- → 長期金利が上昇
- → それに連動してフラット35も上昇という流れです。
② 国債の利回り上昇=住宅ローンの固定金利も上昇
フラット35は、住宅ローンっぽい顔をした、ほぼ国債連動商品みたいな性格をしています。
なので、
- 国債金利が上がる
- = フラット35もほぼ自動的に上がる
という仕組みです。今回の2.08%という数字は、「金融正常化の時代に入った」というサインでもあります。
それでも「固定金利の人気」が上がっている理由
金利が上がっているのに、なぜか最近、「固定金利を検討したいんですが…」という相談が明らかに増えています。
理由はシンプルです。
① 変動金利が「安全な商品」に見えなくなってきた
これまでの変動金利は、
- 上がらない
- 上がっても少し
- どうせ大丈夫
という「ある意味“神話”」の上に成り立っていました。
でも今は、
- 日銀は明確に利上げ方向
- 実際に短期金利もジワジワ上昇
- 「5年ルール・125%ルール」があっても、支払総額は確実に増える
という現実が見えてきています。「これ、10年後どうなってるんだろう…」と、冷静に考える人が増えてきた、ということですね。
② 「安心を買う」という発想が戻ってきた
固定金利は、
- 得か損か → ではなく
- 「人生設計の安定装置」
です。特に、
- 子どもの教育費
- 老後資金
- 事業資金
- 万一の病気や収入減
こういった「将来の不確実性」を考えたとき、「住宅ローンだけは確定させておきたい」という考え方をする人が、確実に増えています。
③ 「まだ2%台前半」という見方もある
冷静に見ると、フラット35:2.08%
- これでも歴史的に見れば「まだ低水準」
です。むしろ、「この先3%になったら、今の2%台は安かったって言われるよね…」と考える人が、固定金利に“駆け込み”始めているというのが実態です。

