住宅ローンの金利は変動金利が約8割が選ばれる

変動型の金利が固定型に比べて低いことが多く、借り換えによる負担軽減が注目されている。大手銀行とネット専業銀行で金利に差があり、選択肢が増えています。

変動型は、日銀の政策金利の影響を受ける短期プライムレートをベースに決まることが多い。各金融機関は短期プライムレートなどに一定の幅の金利を上乗せし「基準金利」を決定する。基準金利から収入や物件の応じた「優遇幅」を差し引き「適用金利」を決めます。

7月の日銀の追加利上げを受けて、多くの金融機関が基準金利を引き上げました。借入中の適用金利は年0.15~0.25%程度引き上げるケースが多くなります。

住宅ローンの借り換えのメリットとデメリット

メリット: 借り換えによって低金利を活用することで、月々の返済額や総返済額の軽減が可能。条件が合えば、家計の負担を減らせます。

デメリット: 手続きのための手数料や諸費用が発生する場合があり、また借り換え後の利息の変動リスクも考慮する必要があります。

預金連動型ローンが人気

預金を増やすことで、ローンの利息負担を軽減できる仕組みが支持されています。各金融機関は、少しでも低い金利を提示する工夫として「預金連動型ローン」を取り組んでいる。

預金の増加分と同額の住宅ローンの元金について、適応金利と普通預金金利と同率になる仕組みです。結果的に、預金の利息と住宅ローンの利子が相殺されるかたちとなります。

auじぶん銀行は2025年1月より3年間、普通預金口座の残高幅に応じて、住宅ローンの金利をキャシュバックするサービスを始めます。既に1万8000件も申し込みがあったといい、人気が上がってきているのが分かります。

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