住宅ローンの相談で、よく聞かれる質問があります。

「変動と固定、どっちが正解ですか?」  

「職業と人生設計によって、正解はまったく違います」同じ年収、同じ借入額でも、職業が違えば“リスクの質”が違うからです。

Contents

事業主・経営者の方の考え方

最大のリスクは「収入のブレ」事業主の方は、

  • 売上が伸びる年もあれば
  • 想定外に落ち込む年もある
  • 金融環境・景気・業界動向の影響も大きい

つまり、収入の安定性は会社員よりはるかに低いのが現実です。

だからこそ「住宅ローンは守りに使う」

事業は「攻め」でリスクを取ります。ならば、住宅ローンは「守り」でリスクを減らすという発想が、とても合理的です。

  • フラット35
  • もしくは長期固定金利

で、「住居コストだけは絶対にブレない」状態を作ることは、経営の安定装置にもなります。

医師の方の考え方

高収入だが「特殊なリスク」がある職業

医師の方は、収入水準は非常に高い

  • 一方で、
    • 当直
    • 過重労働
    • 体力依存
    • 訴訟リスク
    • 開業リスク

など、身体と資格に強く依存する職業でもあります。「払える」ではなく「何があっても詰まないか」   医師の方に多いのが、「この収入なら変動でも余裕

ですよね?」という発想。もちろん、数字上は余裕です。でも考えるべきは、病気・事故・メンタル不調で働けなくなったら?という視点です。

医師の方は、

  • 団信
  • 就業不能保障
  • ローン設計

ワンセットで考える必要がある職業です。

住宅ローンは、

  • ミックス(固定+変動)
  • もしくは長期固定

人生全体のバランスを取るケースがとても多いです。

会社員の方の考え方

最大の武器は「安定収入」会社員の方の強みは、

  • 毎月ほぼ確実に給料が入る
  • ボーナスもある程度見込める
  • 社会保障も手厚い

という、収入の安定性です。

だから「リスクを取れる人」も多いこの安定性を背景に、

  • 変動金利を選ぶ
  • 金利上昇リスクは資産運用や貯蓄で吸収する

という戦略も、きちんと設計すれば十分アリです。ただし重要なのは、「みんなが変動だから」ではなく「自分の家計で耐えられるか」です。

共通して言えること

住宅ローンは、金利商品ではなく人生設計の一部です。

  • 得するか損するか
  • 何%が安いか

よりも、「このローンで、この先の人生が安心して回るか」で考える時代に入っています。

もし住宅ローン選びで迷っているなら、「金利の予想」ではなく「自分の人生のリスク」を見てください。

金利はコントロールできませんが、選び方はコントロールできます。

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