今日は久しぶりに福岡空港へ。
朝から快晴。しかし、気温は危険な暑さで、熱中症警戒アラートも発令されていました。
展望デッキに立つだけで、照り返しが強く、まるで巨大なフライパンの上にいるような感覚です。
今日は人間だけでなく、カメラまでオーバーヒート気味。
無理をせず、早めに切り上げることにしました。

それでも、この季節ならではの一枚が撮れました。
一枚目は、STARLUX
地上から立ち上る陽炎によって、機体がゆらゆらと揺れて見えています。
本来なら「失敗写真」と言われるかもしれません。
しかし、この写真を見返していると、
「今日の暑さそのものを写している」
そんな気がしました。
陽炎まで含めて、この日の福岡空港だったのです。

二枚目は離陸直後の機体。
機体全体ではなく、翼とエンジンだけを切り取ってみました。
巨大な翼を支えるフラップ。
エンジンの存在感。
そして夏空へ向かう力強さ。
飛行機を説明する写真ではなく、
「飛行機の美しさの一部分」
を切り取ることを意識しました。
次回の目標として
最近、ソール・ライターの写真集を読みました。
彼の作品には、決定的瞬間を狙うというより、
光、色、空気、偶然。
そんなものを愛していた跡が感じられます。
飛行機写真は、どうしても
「機体全体をきれいに撮る」
ことを目標にしがちです。
もちろん、それも航空写真の醍醐味です。
しかし今日は、
「飛行機そのものではなく、空港という場所の空気を撮る。」
そんな写真にも挑戦したいと思いました。
次回の目標は一つだけ。
飛行機を主役にしない写真を撮ること。
展望デッキで空を見上げる人。
ガラスに映る機体。
帽子を押さえる親子。
夏の日差しで濃く伸びる影。
飛行機は画面の片隅に少しだけ写っていればいい。
そんな写真が一枚でも撮れたら、
ソール・ライターに少しだけ近づけるような気がしています。
写真は、誰かに評価されるためだけのものではありません。
自分がその日に感じた空気や時間を、あとで思い出せるように残すものでもあります。
今日の福岡空港は、とにかく暑かった。
でも、その暑さまで写し込めた一枚があったことは、今日一番の収穫だったのかもしれません。
次は、もう少し涼しくなった空港で。
飛行機ではなく、「空港の物語」を探しに行こうと思います。

